1分で読める構造設計のキホン
構造設計とは、マンションやビルなど
一般的に大きな規模とされる構造物を建築するときに
柱や梁などの主要なパーツの強度や耐震構造を、
建築基準法に基づいて設計してゆく業務です。
設計は、構造についてはじめに2つを決めなければなりません。
ひとつは「構造種別」です。
・木造(W造)
・鉄骨造(S造)
・鉄筋コンクリート造(RC造)
・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
さらに、これらの構造を組み合わせた複合構造などがあります。
次に「構造形式」です。
「構造形式」は、材料同士の組み方や方法をどれにするか?
といったことを決めます。
・ラーメン構造
・トラス構造
・ブレース構造
・アーチ構造
・壁式構造
・シェル構造
などの構造形式があります。
組み方が変わることで、力の伝わり方が異なります。
デザイン性もそれぞれの特長があります。
「構造種別」は、どんな材料を使うのか?を決めることで
「構造形式」は、材料をどのように組み立てるか?を決めることとなります。
建築の用途や、敷地条件、意匠(デザイン)、コスト、工期を考慮しながら、
建築基準法をふまえて、最適な構造を選ぶようにします。
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2019.08.20