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S造りとRC造りを比較~構造種別の特徴~

 

 

構造物の建築を計画するとき、構造設計者が初めに決めることはふたつあります。

① 建物の構造種別
② 建物の構造形式

とくに、①構造種別を選ぶ際には、
「建築用途」、「構造物の規模」、「荷重条件」、「居住性能」、「コスト」、「工期」、「敷地条件」
など、さまざまな要因をふまえながら考慮が必要です。

現在、広く採用されている構造種別は以下のような種類です。
・W造り(木造)
・S造り(鉄骨造り)
・RC造り(鉄筋コンクリート造り)
・SRC造り(鉄骨鉄筋コンクリート造り)
・複合構造(上記を組み合わせた造り)

今回は、そのなかで「S造り」と「RC造り」、そして複合構造を取り上げて
どのような特徴があるのかをおおまかに比べてみましょう。

S造りの大きな特徴は、材料が軽く、強度の高い材料を使うことで地震力が小さくなります。
中高層のビルや大きなスパンの工場などに適しています。
部材は工場で作り、現場作業は組立てるだけですので、工期を短縮するにも有効です。
一方で、耐火性が低く耐火被覆が必要なことや、揺れやすいといったデメリットがあります。
※地震力・・・地面が揺れることで建物が振られ、その際に発生する慣性力のこと
※スパン・・・柱中心から柱中心の間の距離のこと

RC造りの特徴は、耐久性・耐火性・遮音性に優れていて、比較的安価です。
中低層の集合住宅で採用される場合が多く見られます。
材料となる鉄筋やコンクリート自体が安価なので、
コストを抑えるのに有効な一方で、重量が重いために地震力が大きくなることや、
現場作業が多くなることが欠点として挙がります。

複合構造は、それぞれの特性を活かして、適材適所に部材を選べることが
大きな特徴となっています。

 

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2019.07.20

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