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震害は建築構造によって変わる!

建築構造によって異なる地震の被害

 

■ 鉄骨造

鉄骨造は材料強度が均一で粘りがあり、加工しやすいのが特徴です。

しかし、現場での固定方法により強度が不十分になる場合や腐食により劣化する場合もあるため、地震の際に柱脚部分に被害が集中して倒壊する危険性があります。

鉄骨造の柱が変形すると建物全体が傾き、上の階に損傷がない場合でも倒壊に繋がってしまいます。地盤条件や固定方法、構造的な配慮が必要です。

 

■ RC造

RC造(鉄筋コンクリート)は柱部分のせん断破壊によって、建物全体が傾斜・倒壊する危険性があります。特に下の階を駐車場として利用している建物は、壁量が少ないため耐力が低くなってしまいます。

ショッピングセンターなど店舗が入っているビルでは、壁の少ない中間階の柱が破壊されて、パンケーキ型の破壊形態(パンケーキクラッシュ)となることもあります。

 

■ SRC造

RC造に鉄骨を組み合わせたSRC造は強度が高く、高層ビルなどでも使用される建築構造です。しかし、下層階がSRC造、上層階がRC造と異種構造で建築されている場合、接合部分から破壊が起こり、切り替えの階が潰れることもあります。切り替え位置で強度が下がってしまうのが原因です。

 

 

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2018.07.09

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