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耐震補強に関する専門用語

耐震補強に関する専門用語について

■ 剛性率

建物の立面的な変形バランスのことであり、建物の各階の剛性はなるべく同じにすることが大切です。剛性が各階で異なると、剛性の小さい階に負担が集中してしまい倒壊の危険性が高まります。剛性率が等しくなるように、耐力壁などを設置して調整を行います。

 

■ 偏心率

建物の平面的なバランスのことであり、重心と剛心の偏りの割合を示します。建物でも壁がある部分と壁がない部分では剛性が異なり、横方向の力が働くと建物は平行移動だけではなくねじれる力も発生します。建物の重心と剛心に偏りがあるとねじれが大きくなり、負担が集中する部分ができてしまうのです。

 

■ 耐力壁構造

建物は上方向からの圧力には強いのですが、横方向からの圧力には弱く、横方向における建物の強度を上げるために耐力壁が使用されます。耐力壁を増やすことで耐震性を高めることが可能です。耐力壁の設置によって建物の耐力が高まる建築構造のことを耐力壁構造といいます。「木造建築物」「鉄筋コンクリート造建築物」「鉄骨造建築物」それぞれに適した耐力壁があり、ラーメン構造では梁と柱を太くすることで強度を高めるため、耐力壁を減らすことができます。

 

■ ラーメン効果

「ラーメン」とはドイツ語で枠や骨組みという言葉であり、柱と梁が一体化している構造を「ラーメン構造」といいます。ラーメン構造は、壁が少なくても優れた耐震性があり、比較的大きな部屋を造ることができるのが特長です。ラーメン構造による柱の耐力が建物全体の耐震性に有効になることを、ラーメン効果といいます。

 

 

構造設計や補強のご依頼は【AS設計】にお任せ~支柱や壁の補強で建物を強化しよう~

構造設計補強のご依頼は【AS設計】にお任せください。

東日本大震災を受け、建物の耐震性には大きな注目が集まっています。構造設計を行うにあたり、十分な耐震性の確保は欠かせません。

古い建物や耐震性に不安のある建物でも、支柱や壁の補強を行うことで耐震性を高めることが可能です。また、耐震補強の他に構造設計のご依頼も承ります。

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2018.07.09

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